NetFlix BLODTYPEを見た感想
現代版「プラダを着た悪魔」
アン・ハサウェイとメリル・ストリープのファッション映画、かの「プラダを着た悪魔」を見て、おしゃれオフィスガール・ボーイに憧れた人は多数いるのではないだろうか。
かくいう、自分もあの映画の影響をうけてアパレルショップで働いたことがある。
ネットフリックスでみられる「BLODTYPE」はまさしく、現代版の「プラダの悪魔」だと言えるだろう。
女性ファッション雑誌で働く3人の女性と編集長、さらには彼女らを取り巻くボーイたち。
現代社会の問題を随時、取り上げておりより社会性を帯びている内容だ。
プラダを着た悪魔の内容は、アン・ハサウェイ演じるアンディが慣れない女性ファッション雑誌の会社で、ファッションに目覚めていくように、だんだんと周りから認められていくサクセスストーリーだった。
ミランダの威圧感やエミリーの高飛車な態度など、ファッション業界をイメージした時に思い描くステレオタイプをうまく表現していた。
しかし、BOLDTYPEでは、そういった昔の仕事に熱心な鬼上司のようなタイプはなくなったようである。
これは、現代的な今の社会の在り方を表しているのではないだろうか。
上司は、部下たちにわり寛容であり、同僚たちも仲良くプライベートも充実させている。
仕事が命というわけではなく、プライベートに重きを置いており、それを充実させることが大事なのである。
時には、現代社会の問題を取り上げ、世の中のトレンドとうまく融合させて、3人の女性の成長を描いている。
やはり衣裳部屋はテンションがあがる
「プラダを着た悪魔」で印象的なシーンを思い出すと、アンディが会社の衣裳部屋に行き、ファッションに目覚めていくシーンだろう。
通勤風景のシーンが変わるごとに、アンディの服装が変化していき、その変わりように目を奪われる。
筆者は、白色でまとめたスタイルが好きだった。。
BOLDTYPEでは、3人の主人公たちは最初からおしゃれだ。
それぞれが違うスタイルを持っており、衣裳部屋でファッションショーを行う。
デートや会社、パーティなどで様々に変わる彼女たちの服装に感化される女性たちは多いのだろう。
アパレルに少しでも興味をもつと、理解することだが服装というのは人の内面を変化させる。
着るものが変わるだけで、自身であったり態度というのは本当に変わるのである。
それは、自分を大事にしている証拠でもあるし
自分のスタイルに自信をもっていることの表れでもある。
特に、現代の社会では女性はなにかと男性と比べられがちである。
そういった中で、ファッションをばっちり決めて、毎日を生きていくことはとても大事である。
自分の中の、アイデンティティと理想が近づく気がするのである。
と、まあ
BOLDTYPEを見ると、明日からちゃんとした服装にしなきゃと思わせるのでが一番大事なことだ。
コロナによるリモートワークが盛んな今こそ、パジャマのままで一日を過ごす人も多いだろう。
しかし、服装をちゃんとすることで、毎日のちょっとした変化を楽しめることもある。
というわけで、せっかくリモートしているわけだから、おしゃれな部屋着を買って仕事をするのも悪くはないだろう。