ゲイマッサージについて

 

ゲイマッサージというサービスがある。

 

 

端的に言ってしまうと、ゲイ向けの風俗だ。

他にもゲイ向けの風俗で言うと売り専という言葉もあるが、これはどちらかというと性的サービスはそこまではない。お店によって違うだろうが、本番行為などは基本的にないものだと思っている。

 

2年前ぐらいから、僕はゲイマッサージを半月に1回ぐらいで買っている。

買う前は僕も色々悩んでいた。それこそちんけなプライドがあったから、風俗を買うなんてアプリとかで出会えないゲイがやるものだと思っていたし、そこまでエロに対してがっつくのも引いていた。

わざわざお金を払ってませサービスを受けようという思考回路がその時は理解できていなかった。

 

しかし、アラサーにもなってきて色々アプリで出会うことが面倒になってくる。

いちいちやり取りして、スケジュールを都合して、初対面なら会話とかも頑張って。

そういうことが面倒になった。

若いうちは、それこそエロのパワーで猛進できたのだが、いかんせん最近はそれだけではなかなか人と会うところまで行きつかない。単純にモテなくなったというのもあるかもしれないが。

そんな時にゲイマッサージと出会った。

最初は多分Twitterかなんかで知ったのだと思う。

予約できますとか、きわどい写真が上がっていたりだとかで、どんなもんなのかなと不思議だった。

 

 

初めて買って、ひととおりサービスを受けた後に思った。

「自分に合ってる」

単純にそう思った。お金が発生する代償としての行為、時間制約、余計な会話、タイプじゃない場合のキャンセル。

全てが自分とマッチしていると思った。

誰かの肌に触れたいと思っているけど、煩わしいコミュニケーションとかいらない。

人と接っする時間は2時間ぐらいで十分。

もろもろの理由が自分と求めていたものと同じだった。

 

 

マッサージをしてくれた人に話を聞くと、今僕みたいな青年は増えているらしく、よくいるという。

それはそうだろう。アプリで頻繁にリアルする人なんて、それこそ生粋の陽キャにしかできない。

元来陰キャ体質は、メッセージすら大変なのにリアルするなんて、その時の気分が乗ってないとよほどじゃないが難しい。

そういう人はマッサージをおすすめしたい。サービスも過激なものは売りとは違ってないし、お手軽に欲望を満たすだけなら簡単だ。